2021年度からスタートしたマテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)事業では、2012年度から10年にわたり実施してきた「ナノテクノロジープラットフォーム」により培った最先端装置の共用、高度専門技術者による技術支援に加え、共用装置利用に伴い創出されるマテリアルデータの収集・構造化・利活用を行います。
ARIM事業には全国25の大学・研究機関が参画し、文部科学省の「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト」や、物質・材料研究機構が構築する「データ中核拠点」と三位一体となった『マテリアルDXプラットフォーム』を構築することで、収集したマテリアルデータを全国で利活用できる環境を整備し、データ駆動型研究による我が国のマテリアル革新力の一層の強化を目指します。
九州大学はARIM事業における6つのハブ機関(九大、東北大、東大、名大、京大、NIMS)の1つとして、次世代ナノスケールマテリアル分野におけるデータ収集・蓄積・構造化・利活用のインフラを整備し、スポーク機関となる信州大や横断技術領域の機関等との連携のもと、事業を実施します。
ARIM九大ハブ拠点においては、ナノテクノロジープラットフォームにおいて、分子・物質合成プラットフォームで培った合成・評価の機能と、微細構造解析プラットフォームで蓄積してきた電子顕微鏡技術を活用した研究支援機能に、新たにデータ蓄積・構造化・利活用等の機能を加えることでユーザーのデータ駆動型研究を支援するほか、マテリアルDXに携わる高度人材の育成にも取り組みます。
令和5年度防火・防災訓練の実施について(ウエスト3号館)
2023年9月4日より、イオンビーム・電子ビーム複合型精密加工分析装置(Helios 5 UX)の共同利用を開始いたします。
2023年1月24日より、新高分解能電子顕微鏡(JEM-ARM300F2)の共同利用を開始いたします。
九州大学のARIMハブ拠点サイトを公開しました